いつのころからかわかりませんが、
魔法使いたちが集まるようになり、
できた村がありました。
魔法使いたちが産んだ子は、
当然魔法を使えるようで、
そうしてできた村のようでした。

ところがなぜでしょう。
父も母も立派な魔法使いなのに、
魔法を使えない子が一人いました。

もしかしたらよそからきた人間の子かしら。
村中の人だけでなく、
父や母でさえ子どもを疑いました。
だってそうでしょう。
人から犬が産まれるはずがありません。
何十年も 何百年も
魔法が使えて当たり前の村の人たちにとって、
その子の存在は、それだけで、
異質であり 危険な香りを感じさせました。

一体あの子はなんなのだろう。
あの子と話すと魔法が使えなくなるかもしれない。

いつの間にかその子と話す人は
一人もいなくなりました。

<続く・・はず>

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